夏美の登場シーン

夏美登場の原因究明
寝る子は℃-uteの中で唯一実世界ではありえない事がありました、それが夏美の登場であります
せっかくDVDで見たので勢いのままに書いてみようと思います、あくまで自分の感じた事ですので軽く流す程度で見てくれればと思います
設定は別荘での1日目の夜、昼は海で遊んで夜はみんなで勉強、でもさすがに夜中までは体力が持たず茅奈(岡井)が寝てしまう、椅子に座ったまま寝てしまったので三歌(梅田)と司(中島)がベッドまで運ぼうとするが重くてダメ、そこで三歌が管理人さんに助けてもらうため呼びにいく、部屋に残されたのは司のみ、田舎の音の無い夜というのは凄く恐いもので不安になる司、何かしらの物音、そこに三歌の悲鳴が聞えてくる、もうここでパニック状態ですよね、そこに追い討ちをかけて誰かの呼ぶ声が聞こえてくる、その場所は部屋に有った鏡の前、鏡の前に立つと女の子の人影が、司が手を差し伸べると女の子の手と重なり「見つけた・・・」と女の子の声
ひとまずこんなのが最初の登場シーンですよね
ここに至るまでには色んな要因があってのこと、それを明確にさせる為にこの場面を繰り返し演じるという手法に出ていた事でわかる様に非常に重要な場面でした
結論から先に言うと一番の大きな要因は長谷川がこの別荘を訪れた事、これです
でもそれだけではこの奇跡は起きなかった、色んなモノが重なり合って夏美が現れる事になったんだと推測できます
まずは長谷川、神崎家の血を引く夏美にそっくりな少女来夏の来訪、そして眠ってしまっていましたが霊的な引き金となったであろう占い師を親にもつ茅奈がその場に居た事、夏美が最後の時を迎えたあの夏と同じ季節だったこと、そういった要素が幾重にも重なりこの出来事があったんだと思います
たまたま夏美が現れたのでは無くそこにはしっかりとした要因があったのです


夏美は自分が死んだ事を理解していませんでした、思い残す事がたくさんある中不慮の死を迎えてしまいます、魂はそこにとどまりいつまでも何かを待ち続ける状態だったのでしょう、それはやはり淡い恋心を抱いていたであろう長谷川の訪れ、でも今の今まで何年もの間長谷川はここに来る事はなかった、自分が夏美の死に対して引け目があるから、自分のせいで命を落としてしまったと悔やんでいるからここに来る事が恐かった・・・和浩と一緒じゃなければここに来る事も無かったはず、長谷川は本当は来たくなかった、でも和浩は今年の夏は兄夫婦が来ていないのをいい事に別荘を訪れる、長谷川は行きたくないが夏美の事がありどこか和には逆らえない、複雑ながらも釣りをするという名目を立て一緒にここに来たわけです、ですから一人だけ大げさすぎる釣りの格好をしていた、そうじゃなきゃ何か恐かったから・・・
訪れたその別荘で長谷川は驚愕する、自分が好きだったあの夏美そっくりの子が居る事に
非常にベタな展開と言えばそれまでですがそこには緻密に計算された設定がありました


裏の林に散歩に行こう!と提案があった時、思いつめた表情でそれを止める
「黒い服では行かない方がいいよ」と
でも理由を尋ねられると言葉に詰まってしまう、まだ自分の中で夏美の事が消化出来ていないから、その事実を打ち明けるのが辛く悲しかったから・・・
そんな空気を和が声を裏返しながら切り裂きました、これは本当に行ったら危ないからという面と長谷川の心境を察しての事、この場面では笑いの方向で取られてしまいがちですが和が夏美姉さんの事をしっかりと意識したという重要なフラグが立ちました
かといって重くなってはこの後の展開に差支えが出るのですっと笑えるような終わり方で締めます


そして舞台は夏美を呼び出す儀式に向かっていく訳です・・・
夏美と来夏、文字変換をすると キーワードは『未来』と『夏』
この名前にも秘められた思いがあったのですね
 

はい、というわけで夏美登場シーンの考察を終了したいと思います^^;
こんなの需要があるとは思えませんが反響があるようならまた他の場面も書いてみようかな(爆)