ゲキハロDVD

先日鑑賞したゲキハロDVD
泣くよとの報告がありましたが、ちょっとこれでは泣けないかな^^;
シナリオうんぬんではなくやっぱり演技力の欠如、これに尽きると思います
でも今のベリにしか演じる事の出来ない若さ溢れる舞台でしたね、もしもこれを娘。がやってしまったら違和感でまったく面白みの無い舞台になってしまったと思います、その点ではこの舞台は大成功だったのはないでしょうか
こういったちっちゃな舞台では『間』の良し悪しが舞台の出来を左右します、その点ではまだまだ学芸会レベルを脱出出来ていなかったかな、こればかり1日2日で出来るものではないので致し方ないのところも
今後の成長と活躍を期待して次回作を待っていたと思います


肝心の劇の内容については、非常にあたたかなシナリオでほんわかした舞台でしたね
タイムスリップと家族愛、そして人情を感じさせてくれる舞台だったと思います
役名をあまり覚えていないのでそのままの名前で書きます、雅・りーの姉妹はなかなか良いコンビっぷりでしたね、みやびちゃんの色の付いていない演技が純真さみたいなものを醸し出していました、シングルマザーといった家庭環境でもしっかりと母親と妹を支えて生きてきたんだろうなっていうのが感じ取れる良い演技だったと思いますよ、みやび・りーちゃん共にあまり濃い演技はしてませんでしたがこれは演出家の意図でしょうね、それが良い結果に繋がっていたと思います
ゆりな・ちな・まあさの三人コンビは現代っ子、桃・キャプは江戸の娘、時代は違えど友達としてのみやび・りーに接する態度は一緒、いつの時代も人の温かさというのはあるんだよ、人を思いやる心、そういったものを表現したかったのかなって感じました、素性はわからないのに親身になって2人の相談にのってあげる、現代では必死になって居なくなった2人を探す、人と人との繋がりといったものの大切さを訴えかけていたように思われます
さいとーさん・まぁしぃ・むらっちの三人は少ない出番ではありましたがそれぞれの役どころをしっかり演じていましたね、ここでもやっぱり感じた『情感』、言葉数は少ないけどその裏側に秘められた想いが見ている者の心を揺さぶっていた様に感じます


演技のレベルは低いし、台詞の『間』は悪いし、相手の動きを待ってるし、と色々目に付く所は多々あったのですが、それを超える不思議な力がこの舞台にあったように思います、今の限られた時期にしか演じる事の出来ない儚い一夜の出来事を、心温まる舞台として仕上げてくれた皆に賛辞の声を送りたいと思います